重症心身障害のある方
について
(環境の整備)

重症心身障害のある方について

重症心身障害とは、自分で体を動かすことができない重度の肢体不自由と、年齢に相応した知的発達が見られない重度の知的障害が重複している状態をいい、その状態にある子どもを重症心身障害児、さらに成人した人を含めて「重症心身障害児(者)」と呼びます。

主な特徴

  • ほとんど寝たままで自力では起き上がれない状態の方が多いです。
  • 移動、食事、着替え、洗面、トイレ、入浴などが自力ではできないため、日常の様々な場面で介助者による援助が必要な方もいます。
  • 声が出せても会話で意思を伝えることは難しい。口や目の動き、身振りなどを用いて意思を伝えるが、日常的に介護している人でないと読み取りづらいこともあります。

重症心身障害のある方への「環境の整備」の事例について

  • 【合理的配慮を必要とする障害者が多数又は複数回利用すること等が見込まれるケース】現在設置しているエレベーターの規格が小さく、重症心身障害児者の車イス(ストレッチャータイプ)では利用できないことが見込まれる。

    【合理的配慮を必要とする障害者が多数又は複数回利用すること等が見込まれるケース】
    現在設置しているエレベーターの規格が小さく、重症心身障害児者の車イス(ストレッチャータイプ)では利用できないことが見込まれる。

  • 【環境の整備】ストレッチャータイプの車イスでも利用できるエレベーターを設置した。

    【環境の整備】
    ストレッチャータイプの車イスでも利用できるエレベーターを設置した。

  • 【合理的配慮を必要とする障害者が多数又は複数回利用すること等が見込まれるケース】理髪店の調髪椅子が固定式となっていて、車イスから移動しないと利用できない。

    【合理的配慮を必要とする障害者が多数又は複数回利用すること等が見込まれるケース】
    理髪店の調髪椅子が固定式となっていて、車イスから移動しないと利用できない。

  • 【環境の整備】車イスに座ったままでも散髪できるよう、調髪椅子の一つを可動式にした。

    【環境の整備】
    車イスに座ったままでも散髪できるよう、調髪椅子の一つを可動式にした。