肢体不自由のある方について
肢体不自由のある方の中には、上肢や下肢に切断や機能障害のある方、座ったり立ったりする姿勢保持が困難な方、脳性マヒの方などがいます。移動については、杖や松葉杖を使用される方、義足を使用される方、自力歩行や電動の車いすを使用される方などがいます。
主な特徴
- 移動に制約のある方もいる
→ 下肢に障害のある方では、段差や階段、手動ドアなどがあると、一人では進めない方がいます。歩行が不安定で、転倒しやすい方もいます。車いすを使用されている方では、高い所には、手が届きにくく、床の上にあるモノは拾いにくいです。 - 文字の記入が困難な方もいる
→ 手にマヒのある方や脳性マヒで不随意運動を伴う方などでは、文字を記入できなかったり、狭いスペースに記入することが困難な方もいます。 - 体温調節が困難な方もいる
→ 脊髄を損傷された方では、手足が動かないだけでなく、感覚もなくなり、周囲の温度に応じた体温調節が困難な方もいます。 - 話すことが困難な方もいる
→ 脳性マヒの方の中には、発語の障害に加え、顔や手足などが自分の思いとは関係なく動いてしまうため、自分の意思を伝えにくい方もいます。